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矢富

雛人形


みなさまこんにちは。まだ雪が残る中、ハナミズキの枝先に新芽が膨らみ、春が待ち遠しい今日この頃です。


店頭に並んでいる雛人形を横目に「もうそんな時期か、そろそろ飾らなきゃ」と思いながら1週間はあっという間に過ぎていました。


娘が幼い頃は桃の節句も楽しみな行事でしたが、いつの頃からか「飾らなきゃ」と義務感の方が増しており、お雛様に申し訳なく思います。階段下収納に仕舞っているので、カビたりしてないかなと恐る恐る取り出して、変わりない姿にほっとし、ごめんねと髪を撫でること数年、来年はもっと早く飾ろうと思うのでした。


雛人形は一般的には節分が終わってから飾り、桃の節句が終わったら早く仕舞うと言われていますが、石川県では4月3日まで飾ってもいいとお店の方に教わりました。加賀藩主の前田利家公の命日が3月3日なので、旧暦に合わせて一カ月後まで飾る風習があるそうです。少しでも長く飾っておきたいですね。

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