先日とある保険会社のセミナーに参加してきました。テーマは「がん治療と介護の最新事情」。講師は、人間ドックからがん治療、特別養護老人ホームなどを抱える医療機関で、ドクターと患者さんの橋渡しをする役目をされている方でした。
いまや日本人の二人に一人ががんにかかる時代です。がんの治療は日進月歩。ノーベル賞受賞で一躍有名になった治療薬もありましたが、免疫細胞療法と呼ばれるもので、オプジーボもこの種類に入ります。それ以外にも、保険適用になった遺伝子パネル検査で、患者さん一人一人のがんに合う薬を見つけて治療することも可能な時代になってきました。これにより不治の病だといわれてきたがんも、見つかる時期にかかわらず治る時代へと大きく様変わりしてきた、という現状をセミナーで再確認できました。
ただし、まだまだ保険適用外の治療薬がたくさんあり、また、通常診察をしてくれているお医者さんが、自由診療と呼ばれるこれらの診療を勧めることは一切ないという現実もあります。
そのため我々患者側がこういった情報を持ち、探していくことも大事ですし、そのための備えをすることもますます必要となっています。せっかく治るための薬があるのに使えない、なんていうことになれば、ご本人はもちろん、ご家族も大きな後悔が残ることになります。
保険の種類も数多くありますが、健康状態がよくないと加入できないものがほとんどです。後回しにせず、ぜひ、今のうちに備えておくことを強くお勧めします。